2025年度 忘年会を開催― 年度活動の総括と今後の展望

2025年忘年会

2025年12月13日、「日本天津総商会、在日天津同郷会理事会」は東京都の「上野寳藏」において、2025年度忘年会を開催しました。当日は両会の理事が一堂に会し、和やかでありながらも節度ある雰囲気の中、今年度の活動を振り返るとともに、今後の方向性について意見交換を行いました。

会の冒頭では、日本天津総商会会長の孟慶祥(もう・けいしょう)会長よりご挨拶がありました。孟会長は、在日天津同郷会が一年を通じて取り組んできた活動を高く評価し、郷情の結束、交流促進、さらには天津と日本をつなぐ民間・経済交流において果たしてきた役割に敬意を表しました。

続いて、在日天津同郷会会長の欒殿武(らん ひろたけ)会長より、2025年度の活動報告が行われました。欒会長は、2025年が組織基盤の強化と社会的影響力の拡大を着実に進めた一年であったことを振り返り、理事一人ひとりの協力に対して深い感謝の意を表しました。

報告の中で欒会長は、会務運営体制の整備、対外交流活動の推進、主要行事の実施といった点を中心に、本年度の成果を総括しました。定期理事会およびオンライン会議の実施により、会務運営の透明性と意思決定の効率化が図られたこと、また大阪・関西万博関連の「天津ウィーク」や代々木公園で開催された「中国フェスティバル」への参加を通じ、同郷会の認知度と存在感が一層高まったことが紹介されました。さらに、天津総商会設立10周年および在日天津同郷会設立30周年を記念する大型式典を成功裏に開催し、各方面から高い評価を得たことが報告されました。

日付内容概要
通年定期理事会制度を開始。理事会およびオンライン会議を通じ、会務の透明性と運営効率を向上。
4月20日 第1回理事会 
理事の自己紹介、文体交流部・広報部・事務局の3部門体制を決定。
7月13日 第2回理事会
「中国フェスティバル」イベントの事前準備会議
10月25日第3回理事会
「中国フェスティバル」イベントの総括および顧問委嘱について協議、11.11の記念式典のキックオフ。
3月日本天津総商会公式サイト、在日天津同郷会公式サイトリリース。
5月14日~15日 大阪にて万博関連「天津ウィーク」に参加。天津市関係者および関西地区同郷会と交流。参加者:孟慶祥、李文韬、韓鴻哲、張鑫、李強、李育津。
5月30日 天津飯店にて李振溪前会長追悼会を開催。(約50名参加)
8月上旬 会員向けSNSグループを統合(会員群・交流群)。連絡体制を強化。
9月6日-7日 代々木公園「中国フェスティバル」に出展し、天津両会の認知度向上を図る。
22日-23日 会長団を中心とする訪中団が天津市僑聯を訪問。周年記念式典への招待を実施。
10月25日-26日 鎌倉にて理事合宿を開催。第3回理事会を実施し、顧問招聘および記念行事準備を確認。
11月11日 椿山荘にて天津総商会設立10周年・在日天津同郷会設立30周年記念式典を開催(約150名参加)。

加えて、会員間の連携強化を目的としたSNSグループの統合や、公式ウェブサイトの開設・運営など、内部基盤整備の取り組みについても言及されました。欒会長は今後の方針として、若手人材の積極的な参画促進、新たな情報発信手段の活用、会員サービスおよび交流事業のさらなる充実を掲げ、同郷会の持続的な発展を目指す考えを示しました。

活動報告後は、懇親の時間が設けられ、参加者同士が食事を共にしながら交流を深め、終始和やかな雰囲気の中で忘年会は進行しました。

本忘年会は、2025年度の活動を総括するとともに、会員の結束を再確認する貴重な機会となりました。日本天津総商会、在日天津同郷会は、今後も「郷情をつなぎ、交流を促進する」という理念のもと、次年度に向けた取り組みを着実に進めてまいります。

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